人それぞれが持つ世界観によって、人生を楽しめるかはずいぶん変わる

人それぞれに世界や人生に対する、固有のイメージがあると思います。

もちろん本人はそのイメージを「事実」として捉えているので、なかなかそれに気づき、変えていくことは難しい。でも、意識をしていけばきっと変えていけるはずです。

 

例えば、僕の知人にも実に様々なタイプの人がいる。たとえば

 

・勝ちか、負けか。尊敬されるか見下されるか

僕からみるとこのような世界観を持っている女性の後輩がいます。彼女は後輩にはとても厳しく、モラハラ寸前のようなダメ出しをしたかと思うと、先輩からどやされると顔面蒼白で、フリーズしてしまう。

いわゆる全か無か。All or Nothingで考えているので人のことを好きか、嫌いかという感じです。

こういった人は自分に対しても「有能か無能か」とか「好かれるか嫌われるか」という価値観を持っているので、すごくストレスがたまることになります。その結果、外の世界の好きな人には甘えまくり、嫌いな人は攻撃しまくるといった感じに。

幼いころにテストで100点取ったら褒められ、90点じゃ怒られたとかそういった環境で育ってきたのかなと想像します。

そして僕もこの傾向が強い。笑

 

・世界は怖い、なにがあるか分からない。

僕の友人にこの世界観を持った人がいます。その人は何をするにも不安ベースで行動していて、アパートに帰宅するとき近くに誰かいれば、玄関を通り過ぎて近所を一周し玄関へ。地震や洪水が怖くて、少しの揺れでも夜中に飛び起きてしまったり。

とにかく少しでも体調が悪いと病院に行き、検査をしてもらわないと不安で仕方ないようです。

もう少し余裕を持って、世界でリラックスして楽しんでも良さそうに見えるのですが、やはりなかなか不安は拭えないようで。

 

一部の例だけど、こういった世界観ってあまりバランスの良いものとは言えません。このような世界で生きていると、安心してリラックスするということがなかなか難しくなってしまうし、一つそのイメージにあった出来事があると、それを例外ととらえず、よりイメージを強くしてしまいます。

 

一度自分のもっている世界観を観察・検証してみると気づきがあり、とても楽になることも多いかもしれません。もちろん気づいたところですぐには変える事はできないかもしれないけど、気づくということはとても大切。気づくことができれば変わることも時間をかけてできるはず。

自分がどんな世界観にとらわれているか観察する。

そのとらわれに一つずつ気づく。

それにうんざりする。

もういい加減にしたいと思い、新しい世界観を作っていく。