自己肯定感の低さとワーカホリック、バーンアウト
以前ブログを書いた際からずいぶんと時間が経ってしまいました。
そして、世の中の状況もすごく変わってしまいました…
私の近況としては、今年の1月から教育業界で再度働いています。以前一緒に仕事をしていた上司からの声かけもあり
教育マーケ(適応障害で休職・退職)→IT業界マーケ→教育マーケ
と紆余曲折しながらも、前の業界に戻った形になります。
最初の数ヵ月は慣れない職場ながらも、以前の上司と同じ部署ということもあり、ある意味自由に、ちやほやされながら業務を行っていました。
慣れている業界や経験のある業務ということで、以前のITとは比べ物にならないスピードでキャッチアップができることもあり、仕事内容によるストレスは少なかったと思います。
そして、その後訪れるコロナ騒動…
その騒動や在宅勤務で感じたことを書きます。
ワーカホリックとバーンアウト
コロナの状況で在宅勤務になった方って結構多いかと思います。
私もその中の一人です。コロナを機に在宅勤務になりました。
もともとITの時から若干のリモート勤務はしていたので、イメージはあったのですが、
在宅勤務を本格的に感じたこと
- オフィスなんていらね~、めっちゃ自宅で作業捗る
- 自宅の方がPCやらディスプレイやら通信やら環境良すぎ
- とにかく四六時中働き続けてしまう…
- 個人的に業務のスピードが上がるから、逆に仕事していない人を見てイライラする
- どこまでの仕事量をやったらよいか分からず、とにかく不安になる
そんな風に感じながら業務を行っていくと、すごい量の業務を一人黙々とこなしていくことになりました。
そして、夜も休みの日も関係なく作業し、メールを送るようになっていました。
以前の経験もあり、自分は気を抜くとワーカホリック気味になる人間と理解していたので、うっかり今回もワーカホリック気味に…
そして、在宅勤務が続くと、他者の存在が分からなくなってくる。業務を進めて成果を出しても、だれからの反応もなく、
やるべきこと・今やらなければいけない業務を進めているはずなのに、なんだかなんのためにやっているのか分からなくなりイライラしたり、疲れを感じたりするようになりました。
他者からのリアクションがないと不安
これは心の根本にある、自信の無さが大きいと思います。
ワーカホリックになる人って結構優秀な人が多い、そしてずっと成果を出し続けている人が多いと感じています。傍から見ると超人的なアウトプットだったり、長時間の労働だったりと…
けど、そういった超人的な仕事ができる人には大きく分けて2パターンあります
- 自分が本当に好きな仕事をしていて、楽しくて仕方がない
- 成果を出し続けなければ、そこにいられなくなるという不安がすごく強い
どちらも表面上は同じかもしれないけれど、モチベーションの源泉が全く違う。
「楽しい」というポジティブなものか、「不安」というネガティブなものか。
そして燃え尽きてしまい、バーンアウトして心を崩してしまう人は後者のネガティブなモチベーションで働いている人なのだと思う。
「出世しなければいけない」
「成果を出さなければいけない」
「家事と仕事を両立して、迷惑をかけてはいけない」
そういって超人的な努力を重ねる。というか、不安で仕方ないから努力せずにはいられない、ストップをかけられないという人が働き過ぎてしまう。
本人が自身の心理的な強迫からストップをかけられないと意識できているならまだ良いけれど、
多くの人は自覚できないため、「会社のため」「部下のため」「家族のため」と大義名分を掲げ、なんとか自分を保とうとしている。そして自分が無理をしていることを忘れ、他人にも強要しだす。そういった悪循環があると思う。
そして、その超人的な努力を重ね続けた結果得られるものは何もない。
経済的な余裕や、会社での役職、トップセールスという肩書など表面的なものは手に入るけれど、本当の意味で得られるものは何もない。
それは、自分が「こうしたい」というポジティブな源泉からの行動ではないため、結果的に自分が自分に満足するということは何もない。
それに気づいたときに、人はバーンアウトしてしまうのだと思います。
自分が何を源泉に働いているのか見極める必要があるのではないでしょうか。
バーンアウトしないために、自分の行動の源泉に立ち返る必要があります。そして、まずはポジティブな源泉か、ネガティブな源泉かを把握してみると今の現状を俯瞰してみることができ、楽になるかもしれません。