休職を選択する前にしておくと良いこと
仕事を休むという選択するのはすごく勇気がいることだと思います。
職場の人に迷惑をかけるとか、その後のキャリアや、出世コースを外れてしまうとかさまざまな不安があると思います。
僕もそうでした…ただ最後は身体がどうしよもなく、逃げ出しましたが。
人によってさまざまな状況があると思うので、一概には言えませんが、異動をきっかけに人間関係や業務が合わず、適応障害になった僕が仕事を休む前にしておいて良かったなと思うことがいくつかありました。
以前の部署の人や、移動以前から仕事で関わってきた人に相談する
新しい環境や部署だと人間関係もまだまだ分からず、弱みを見せて相談できる人がいない場合も多いかと思います。僕の場合は以前の支社や部署の人に早い段階で相談していました。
以前の働きぶりを知ってくれている人だと客観的にアドバイスをしてくれる場合もありますし、ある程度の役職があり自分のことを信頼してくれている人がいる場合は組織を超えて人事に介入してくれる場合もあるようです。私の知人は、かわいがってもらっていた役員が介入し異動がかなったという場合もありました。
また、ちゃんと信頼関係のある人に話すことで、ある意味根回しにもなります。
部署の上長に相談する
信頼関係ができていない上司に相談をするってなかなか勇気がいることかと思います。
ただ私の場合は、早い段階でランチに行ったり飲みに行くタイミングで「Aさんのこういったところが難しく、業務が進めずらいのでなにかアドバイスありますか?」と上司に話をしていました。うまく馴染もうとしているというアピールにもなりますし、以前も同じような問題で人が辞めている場合はSOSとしても受け取ってもらえるかもしれません。
僕の場合は全く効果ありませんでしたが(笑)
上司からもらったアドバイスは「はじめは辛いだろうけど、全て業務を受け取ってから楽なように変えてくれ」でした。
パワハラ上司に悪態をつく
これはなかなか煮詰まってしまい、ある意味吹っ切れだした頃にしたことです。
それってただの反抗じゃんって思う方もいるかと思いますが、これって実はとても大切なことです。
パワハラやモラハラのターゲットになってしまうような人って、波風を立てないようにしたり、本当に自分が悪いと真摯に相手の言葉を受け止めてしまう方が多いようです。パワハラをするような人って実は劣等感を抱えていたりするので、そうやってサンドバックになるような人を本能的な嗅覚で選んでいるようです…
なので、たまには言い返したり、そういったところが嫌だと伝えることで相手がひるみターゲットをかえるということがあったりします。ただ、より言い負かそうとしたり、もっとひどいことをされる場合もあるので、僕的にはこれは最終手段かな。
ただ、そういったことのターゲットにされない人は無意識のうちにこういったことができています。不機嫌を表現するって自己防衛としてはとても大切なことです。自己肯定感がある人は無意識のうちにできるようです。うらやましい
人事に相談する
これは常識的な企業であれば一番良いかと思います。
ブラック部署のような場所であれば、今までの積み重ねがあるので人事も動いてくれやすいかもしれません。
僕の場合は常識的な組織ではなかったので、効果ゼロでしたが。(笑)
病院に行き診断書をもらう
これは手続き上で必要なので当たり前ですが、診断書ってものすごく効力があるようです。普通の企業なら診断書がでると、休ませざるを得ないらしいです。
どうしても体調が悪いと口頭で伝えるても、業務があるからとか、あまり取り合ってもらえない場合もありますよね。
そして、診断書がでると人事が動きやすいようです。実際に私の場合も私が診断書を出したことによって、個人の問題というよりは「部署の環境」の問題として扱われ、異動などが提案されました。
というように、ぜひ会社を休む前にはできることをした方が良いと思います。
そう思う最大の理由は、自分が納得できるから!です。
どうしてもできることをやり残して休職したり、退職してしまうとその後、絶対に自分を責めたり後悔の念に襲われます。メンタルを崩していたら尚更です。
その時のつらい自分を救うためにも、できることをしておくことをお勧めします。
出来る限りの手を打ったうえでの休職・退職・転職であれば絶対に納得できます。そこまでしても助けてくれないような組織に僕は居続けたくないとも思いました。
なのである意味、納得の転職です。